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2005年 10月 06日
BMWのお約束の装備、パニアケース(ハードケース)が付きました。 重量がかさばりスポーツ性が損なわれる事と、横幅が広くすり抜けがしにくくなると言う、評判によってPUREなバイク乗りからは、「オッサン臭い」と敬遠されがちな装備ですが、前のバイク(YAMAHA TDM)の時から、クラウザー社のパニアケースのユーザで、一度その便利さを知ってしまったら手放せなく装備です。 で、何が便利かというと、 1.荷物の出し入れが簡単 通常、バイクの荷物は、カバンに入れて後席にひもでしばりつけるという方法が主ですが、この方法だと、中の荷物を取り出すのにいちいち、ひもをを解かないことにはできません。こういう点、パニアならあっという間です。小さい荷物ならバックパックでも大丈夫ですが、肩がこるんですよね、僕の場合(ああ、おっさんくさい)。 2.バイクを離れる時に、荷物を放っておける スクータにメットインが当たり前な様に、バイクを降りたとき、それまで必要だった、ヘルメットやら、防寒の厚い革ジャンやらは、一気に不要なモノとなります。かといって、外に出しておくのもセキュリティ上問題がありますので、こんな時に、フタに鍵が付いているパニアは大活躍です。 3.雨が降っても荷物が濡れない まあ、今までの使い方が街での話とすれば、パニアの本来の使い方である旅のシーンにおいて、一番ありがたみを感じるのは、雨の時ですね。いくら雨合羽を着たと言っても、カラダはそこそこ濡れますし、冷えもします。そんなときに、パニアなら荷物や着替えは濡れずに済みます。大したことじゃないかもしれませんが、経験するとこの安心感って、大きいですよ。 4.もちろん、積載量も向上する まあ、これは言わずとも分かりますね。ちょと長いツーリングなんかに行く時に、「蟻塚」みたいに荷物を積み上げなくて良いのは、ホントに楽ですよ。 さて、さて、 肝心の、R1200GS用純正パニアですが、ちょっと使った使い心地としては「可もあり不可もあり」って感じです。 まず、○な部分としては、専用設計ゆえのデザインの統一感(まあこれは好き嫌いですが)と、あと、厚さが可変することによる容量変更機構も便利です。 ただ、この辺の凝った機構とBMW故の過剰品質が災いして、バック単体でもかなりの重量があります。これが一番の×です(クラウザー社のパニアはもっと軽いです)。重いと何が×かというと、バイクを降りて、部屋に持って帰るのが大変なんです。これでは、折角の便利さも半減しちゃいます。 それから、バイクトータルでの横幅の薄さに関しては、確かに他社製の物を付けた場合に比べれば薄いですが、1世代前の純正品(黒くて丸っこいヤツ)の「圧倒的な一体感」にはかないません。数値を計ったわけでは無いですが、横幅も、薄型で使う時がハンドルとほぼ同等、厚型で使う時が、ハンドル+20mm程度(片側)広がっているのでないでしょうか? とはいえ、もっと横幅が気になるシーンである「すり抜け」の時には、あんまり問題になりません。というのは、GSの場合は、ハンドルが「高く、広い」為に、これがちょうど車のサイドミラー位置にバッチリぶつかります。なので、ハンドルさえクリアすれば他の部分はほぼ問題なくクリア出来ます。まあ、昆虫の触角みたいな物ですね。 荷物の出し入れのし易さに関しては、微妙ですね。「横開き」なので、開口部は広いのですが、この構造上、必ず荷物が「雪崩」を起こします。そういった意味では、「上開き」の機構の方が使いやすいことは間違いないでしょう。 以上、グチグチと言っていますが、総合的には、まあ満足しています。 その辺は、深く考えない性格と、最後はやっぱりデザインが気に入っていれば細かいアラは我慢できるって考え方をする人間なので。 ただ、今後、パニアを導入予定の人は、こんな記事でも参考にしてもらえれば幸いです。
by ddskk
| 2005-10-06 01:10
| バイク
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