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2005年 05月 22日
近くて、遠い国、中国。 めざましい経済発展をしていることは、もうそこら中でニュースになっていますが、まさか、自分がその国に行って仕事をするとは思ってもいませんでした。 ひょんな事から、中国関係の仕事を担当する様になり、しかも、中国国内で生産・販売している商品ということで、「世界の工場」と、「世界の消費地」の、両方を一度に体験出来るという、滅多にない機会に恵まれています。 僕ら、中国関係の仕事をするスタッフが、何か予想外の事があると「This is China.」と表現を使ってお互いを慰め合うのですが、とにかく僕ら日本人には想像もつかない様な出来事がおこります。 さて、さて、そんな中国に関する最初の質問は、この空の色(ちなみに冬の北京)です。 と思った方、まだまだ日本人ですね。僕らの感覚だと、 って感じになります。 ご存じの様に、中国大陸(の大部分)は山が無く、遮るモノが無い為、砂漠の砂が偏西風に乗って空を覆っています。そう地理でならった黄砂ってやつです。それに加えて、最近の工業化で、大都市はどこも大気汚染がひどく、光化学スモッグに悩まされている状態です。 だから、旅行パンフなんかに書かれている上海や北京の空、あの色は絶対に色補正されたモノですよ。 「黄砂」「工業化」って言葉を知っていれば、この「空の色」は当然の事じゃん、って、格好つけて知ったかぶりをしすることは簡単ですが、飛行機で日本を飛び立って、初めて上海上空についた瞬間に、「これは違う国だぞ」って、すごいカルチャーショックだったことを今でも覚えています。これが、僕にとって最初の「This is China.」でした。
by ddskk
| 2005-05-22 18:09
| 中国
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